フローリング施工要領
施工前
- 商品到着後、梱包状態に不具合がないか必ずご確認ください。また、施工される前にご注文内容と到着した商品が一致しているかご確認ください。
- 雨水が当たりやすい場所、湿度が高い場所、直射日光が当たる場所での保管はお避けください。また、立てかけて保管をすると、反りや曲がりの原因となりますので、おやめください。
- フローリングの含水率を現場の環境に馴染ませるため、開梱してから1~2週間後に施工していただくことをおすすめします。ボルドーパイン、レッドパイン、複合及び三層フローリングは、この限りではありません。
- 床下の湿気による突き上げや床鳴り、腐れを防止するため、床下には必ず換気口を設置して風通しをよくしてください。
- 雨の降りこみなどにより、湿った状態の下地には施工しないでください。
- フローリングは下地に密着して施工するため、不陸及び段差が出ないよう、充分ご注意ください。
- 無塗装品を現場で塗装する場合は、塗装前に♯180または♯240で木地調整していただくことをおすすめします。
下地施工(根太あり)
- 大引は90mm角以上、根太は45mm角以上の乾燥材を使用してプレーナーで平滑に仕上げてください。大引間隔は909mm、根太は303mmとし、水平を出して施工してください。
- 厚み12mm以上の耐水合板で、必ず捨て張りをしてください。また、合板の間隔は、 2〜3mm空けて施工してください。床下の湿気が多い場合は、0.1mm厚以上の防湿シートを根太と耐水合板の間に敷きこんで施工してください。
下地施工(根太なし)
- 大引は105mm角以上の乾燥材を使用してプレーナーで平滑に仕上げてください。大引間隔は909mmとし、水平を出して施工してください。
- 厚み24mm以上の耐水合板で、必ず捨て張りをしてください。また、合板の間隔は、2〜3mm空けて施工してください。床下の湿気が多い場合は、0.1mm厚以上の防湿シートを大引と耐水合板の間に敷きこんで施工してください。
仮並べ
施工前に仮並べを行い、色柄を整えていただくと仕上がりのバランスがよくなります。
その際、商品に何か不具合がないか、ご確認の上でお使いください。
割り付け
- 耐水合板とフローリングのジョイント部分が重ならないようにしてください。
- フローリングは根太と直行するように施工し、長手方向のジョイントは、根太上にくるようにしてください。
- 壁際に幅が極端に狭い材料がこないよう、張り込み前にご確認ください。
- 継ぎ目が揃わないようにしてください。
張り込み
- 施工はスクリュー釘(38mm以上)、またはフロアーステープルと1液型ウレタン樹脂系接着剤を併用してください。
- 水性の木工用ボンドは、膨張や床鳴りの原因となりますので、使用しないでください。
- 実部分など、誤った場所への接着剤の塗布は、施工後の膨張、収縮などの原因になりますのでご注意ください。
- 樹種によって堅さが異なります。実部の割れを防ぐため、下穴を開けてからの釘打が必要な場合がございます。
- 実を叩き込みすぎると、膨張の原因になります。スペーサーなどを使って、名刺1枚〜2枚程度の間隔を設けてください。また、壁際は5mm〜10mm程度のクリアランスを取ってください。
- 掃き出しサッシ、浴室サッシなどは、必ずクリアランスを設けてコーキング処理をしてください。フローリングがサッシに直接触れると、結露水がしみ込んで膨張や染みの原因になります。
養生
- フローリング表面に傷ができるのを防ぐため、張り込み後は、速やかに細かいチリ等ゴミを完全に取り除いてください。その後、表面保護のため、養生シート、または養生ボードで床全面を覆ってください。一部が露出していますと、日焼けして他の部分との色斑が生じます。
- 養生シートや養生ボードを留める際、養生テープをフローリング表面に直接張ることは塗装面を傷めたり、テープの糊が残ったりする原因になりますのでおやめください。
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