フローリングの特性及び注意点
床暖房対応フローリング
- 床暖房器具の施工は、各メーカーの施工要領に沿って実施してください。
- 床暖房対応フローリングでも、床暖房の熱源や室内湿度の影響を受け、生活に支障のない範囲で収縮したり、膨張したりする可能性がございます。梅雨時期や乾燥時期には、おおよそ元の状態に戻りますので、その点ご了承ください。
- 床表面温度は、27℃を超えないようにしてください。また、温度設定を急激に上げることはフローリングに負荷を掛けることになるため控えていただき、徐々に上げていくようにしてください。限度を超えての使用は、反り、割れなどの不具合が生じる恐れがございます。
- 過乾燥を防ぐために、加湿器などを使用して室内の湿度を40%〜60%程度に保つことをおすすめします。
- フローリングと熱源の間に、厚み5.5mm以上の耐水合板を捨て張りして、段差がないように仕上げてください。熱源の上にフローリングを直接張り込むことは、おやめください。
- 根太及び小根太の上以外に、釘を打つことはおやめください。
- 本商品は湿度変化に伴う伸縮により、若干の床鳴りが生じる場合がございます。
- 施工後は養生期間を充分おいた上で、試運転を行ってください。
- 電気カーペット、絨毯などの使用は、熱がこもることにより表面割れや収縮の原因となりますのでおやめください。
複合及び三層フローリング
- 無垢フローリングと比較すると膨張収縮が少なく、張り込む際にスペーサーを使用していただく必要はありませんが、きつく張り込みすぎることはおやめください。
- 床暖房対応となっている商品は、「床暖房対応フローリング 特性及び注意点」の内容をご確認の上でお使いください。
ヘリンボーンフローリング
- ヘリンボーンフローリングの短手の実は、全てメス実です。そのため、突き付けとなる部分が出てくるため、必要に応じて合板などでヤトイ実を製作して入れてください。
- 釘と接着剤を併用して施工してください。
- 墨出しの際は、45度線と直行線の両方を下地につけると施工しやすくなります。
- 施工の際は壁間の間隔を測り、そのセンターから墨出しし、左右の壁面の納まりが均等になるように割り付けられることをおすすめします。
- 施工場所の大きさや形状にもよりますが、壁際で斜めに切断する箇所が出るため、通常よりもロス率を高めにみてください。
じかばりフローリング
施工前
- モルタル下地の含水率が、10%以下であることをご確認ください。乾燥が不充分な場合は、接着不良や反りの原因になります。
- ゴミや木屑などを除去してください。
- 不陸は、1m当たり3mm以内であることを確認してください。
張り込み
- じかばり用接着剤はウレタン樹脂系接着剤(1液型)またはエポキシ樹脂系接着剤(2液混合タイプ)をご使用ください。
- 接着剤の塗布量目安は、550g〜600g/m³です。
- 接着剤が床材表面に付着してしまった場合、直ちにウエスなどで拭き取ってください。
- 室温が5℃以下の場合、接着力が低下するため、下地を暖める処置をしてください。
- 施工前に仮並べを行い、色柄を整えていただくと仕上がりのバランスがよくなります。
- 壁面とは5mm程度の隙間を空け、巾木でのみ込ませるか、コーキングで隠れるように処理してください。
- 実は無理に叩き込んだりせず、長手方向のジョイント部分は軽く触れる程度に、短手方向は0.2mm程度の隙間を空けて施工してください。きつく寄せすぎると、床鳴りや波打ちの原因となります。
- 張り始めと納めの部分は、実がカットされて浮きやすいため、確実に押さえ込んでください。
- 施工後は、フローリングと下地の間に空気が入り込まないようウエイトを置いてください。
- 張り込み終了後、12時間は立入禁止とし、確実に養生を行ってください。
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