ウッドハート　メールニュース

2020.09.28 配信号

特集サーモアッシュランダムレングス/ヘリンボーン

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今週はサーモアッシュのご紹介です。
熱処理加工によって耐久性と深い色合いを実現しました。

化学薬品を使うことなく木材の性能を高め、利用範囲を広げました

サーモアッシュのサーモ(熱)とは、木材を熱処理することです。この技術は、2001年にフィンランドの国立技術研究センターで、レッドパインやスプルースなどの針葉樹で作られたウッドデッキやルーバー、サイディングといった外装木材の劣化を遅らせることを目的に開発されました。

サーモ処理を日本語で解説すると「加圧水蒸気下高温加熱処理木材」という表現になります。具体的にどんな処理をしているかというと、水蒸気と熱を用いて最高約200℃の高温で木材を乾燥させ、一旦絶乾状態にした後、最終的に5％前後の含水率に戻しています。このことによって、木材内部の細胞が変化し、本来よりも水分を吸排出する力が低下するのです。木材の寸法が変化したり、腐ったりするのは、水分の移動が影響していますが、サーモ処理されたホワイトアッシュはその動きを抑えることで、寸法安定性が高く、施工後の膨張収縮、曲がり、割れなどが起こりにくくなっています。

スモークすることで香ばしさも漂わせる個性的なブラウンカラー

本来のホワイトアッシュは、色の白さが魅力ですが、サーモアッシュは木材が高温で燻されているため、こんがり焼けたトーストのような色合いをしています。部位によって濃淡があり、木目がより鮮明に見えることで力強さが感じられます。タイプは、ランダムレングスとヘリンボーンの二種類をご用意しています。

ランダムレングスは、床暖房に使っていただける無垢材の中で一番幅広の130mmがセールスポイントで、長さは606・909・1212・1818mmのコンビネーションになっているため、張り上りはスッキリとした印象です。

ヘリンボーンは、幅75mm長さ300mmの小ぶりなサイズで仕上がりは繊細なイメージです。アクセントウォールとして活用したり、300mm角の正方形でデザインする市松張りもレトロモダンでおススメです。

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