悩ましいシルバーバーンの検品

皆さん、こんにちは！ウッドハート 坂野茂穂です。
弊社 古材商品の中でもベストセラーのシルバーバーン。人気の理由は、人工的なエイジング加工では表現できない経年変化やサイズがほぼ一定に整っている点です。

海外のサプライヤーと取り決めた材料の良しあしを判断するグレーディングルールはあるのですが、シルバーバーンは外装材のため、使われていた場所や期間によって、入荷の度に仕訳の具合が微妙に異なるのが長年悩みの種です。

私たちが行っている入荷時検品のチェック事項は決まっていますが、それでも板の状態や担当する人によって多少結果が違ってくるので、今回再度商品を見直す意味も込めて全員で検品しました。

チェックする内容は、寸法誤差、割れ、反り、曲がり、欠け、抜け節、丸み、色むら、腐れなどです。数十枚の板を並べて、主に表裏の状態と反りや曲がり、色味を目視で確認していきます。厚みと幅が従来の規定よりも数ミリ大きかったり、小さかったりしたものが数枚ありましたが、状態は良かったので正規品に含めることに。今回入荷したものは、板の形がよく、色もいい感じのシルバーグレーでした。

なかなか完成したルールを作り上げることは難しいのですが、何度かこのような方法で検品を行い、協力工場に改善を求めることもしながら、より良い商品をお客様にお届けできるようにしていきたいと思っています。
　
これからもウッドハートにご期待ください。