自然というクリエイターによって作られました

初めてラフオークの試作品を作ったのは、フローリングの表面を加工して使い込んだ感じに見せるエイジング加工が建材業界に登場した十数年前です。 当時はワイヤーブラシを使って夏目を削った「浮造り」が人気を博しました。私たちもそれに倣って同じようなフローリングを作ったりしましたが、ある時ふと思いついたのです。海外の協力工場に山積みされている製材したままのホワイトオークにサネ加工すれば、これまでにないカッコいいフローリングができるのではないかと。

無垢のオークフローリングを作るためには、仕上がりサイズに対して厚み5mm、幅10mm程度大きめのラフ材が必要になります。通常は、四面すべてをきれいに削ってフローリングを作りますが、ラフオークは雨風にさらされ、紫外線で日焼けした材面をそのまま活かしているため、人工的に加工したものよりも、もっとワイルドで素材感を表現することができました。

チャームポイントは、わざとらしくない荒々しさ

エイジング加工が施された多くのフローリングは、材料を彫ったりダメージ跡をつけたりしても、最後はペーパーをかけて表面をスムースに仕上げていますが、ラフオークは木材を鋸で挽いたそのままなので、表面はかなりザラザラした質感です。 ややもすると未完成品のようにも見えるため、発売当初はお客様の反応が今ひとつでしたが、徐々にこの商品の不細工さを魅力に感じていただけるようになったのか、ここ数年は飲食店や物販店のプロジェクトでたくさんの引き合いをいただけるようになってきました。

仕上げはオイル塗装でもいいですし、無塗装のまま使って傷が付いたり汚したりしても、いい感じのダスティーカラーに変化していきます。 バリエーションは、ランダムレングス、直張、ヘリンボーン、パーケットの4種類をご用意しております。新材と古材の中間のような存在のラフオークでスタイリッシュなオフィスやお店をデザインしてください。

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